海の孤島に循環の夢を ― 離島社会とリサイクルの模索(2002年3月)
2002年、循環型社会形成推進基本法の整備を受け、離島にも環境ビジネスの波が押し寄せていた。屋久島では電力の8割を水力で賄い、し尿や生ごみの堆肥化も進む。沖永良部島では農地の25%で堆肥を活用、八丈島では缶のデポジット制度が成果を上げていた。しかし奄美大島では冷蔵庫の運搬費が8000円以上と高額で、リサイクルのコストが島民の負担となっていた。「どの島に施設を置くか」で自治体間の対立も生まれた。こうした状況下、「離島振興法」の延長を前に、国は循環型社会の構築を重点に据えた見直しを進めていた。施設維持の困難さや観光ごみへの対応、採算難による企業撤退など課題は山積していたが、それでも島の人々は「持続可能な生活」を模索し、行政と対話を重ねていた。自然と共に生きる知恵が、今ま�
��に海を越えて形を成そうとしていた。
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