東京湾・大阪湾・琵琶湖・霞ヶ浦の水質汚染-2020年代
2020年代、日本の水質汚染は依然として深刻な問題で、東京湾や大阪湾、琵琶湖、霞ヶ浦が特に汚染されている。2020年の調査では、東京湾の化学的酸素要求量(COD)が7.4mg/L、大阪湾では6.9mg/Lに達し、基準を大幅に超えている。琵琶湖では、総窒素濃度が1.5〜2.0mg/L、総リン濃度が0.10〜0.12mg/Lに達し、富栄養化が進行中である。霞ヶ浦ではCODが10.5mg/Lと、最も汚染が進んでいる。これらの汚染の主な原因は、家庭からの未処理の排水や、川崎市周辺のENEOSホールディングスや昭和電工などの工場排水が挙げられる。さらに、2022年の調査では、東京湾沿岸で1平方メートルあたり0.8個のマイクロプラスチックが検出され、海洋生態系や食物連鎖に深刻な影響を及ぼしている。
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