Tuesday, March 11, 2025

建設汚泥リサイクルの推進 - 仙台市宮城野区

建設汚泥リサイクルの推進 - 仙台市宮城野区

1990年代末、仙台市宮城野区では建設汚泥と余剰残土を処理するリサイクル施設が設立され、年間10万トンの汚泥と20万トンの残土を処理し再資源化を実現しました。再生資材として流動化処理土や改良土が公共工事に導入され、地元企業の仙台オデッサ株式会社や宮城リ・ソイルセンターが中心となりリサイクルが推進されました。2010年代には、環境施設株式会社が脱水・乾燥技術を導入し、処理効率が大幅に向上しました。2013年の東日本大震災では、復興需要を背景に再生資材の活用が急増し、リサイクル率は90パーセント近くに達しました。2020年代には自動化やAIによる品質管理が導入され、2020年度の処理実績は30990トンに達しました。宮城野区は資源循環型社会の全国的なモデル地域として注目され、持続可能な建設技術の進展
に貢献し続けています。

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