リサイクル・マイン・バーク計画-1995年6月
1995年、日本鉱業協会は「リサイクル・マイン・バーク計画」を発足させました。この計画は、青森県の尾去沢鉱山や秋田県の小坂鉱山などの閉鎖された鉱山をリサイクル拠点として活用し、廃家電や産業廃棄物を効率的に再利用することを目指しています。三井金属鉱業や住友金属鉱山などの大手企業が参加し、精錬技術を活用して年間数千トンの廃棄物から銅、アルミニウム、鉄、金といった貴金属を回収しています。例えば、冷蔵庫やテレビからは年間約2万トンの銅、1万トンのアルミニウムが回収され、リサイクルされています。また、環境省との協力により、全国で廃棄物の回収が進められており、日本全体で年間数十万トンの産業廃棄物が再利用されています。この取り組みは、国内外で持続可能な資源管理のモデルとして注目されています。
No comments:
Post a Comment