メダカの絶滅危機 - 1999年3月
環境庁の1999年発表によると、日本の淡水域に生息するメダカが絶滅の危機に直面しています。レッドデータブックの見直しでは、76種の淡水魚が絶滅危惧種として挙げられ、その中にはカワバタモロコやホトケドジョウも含まれます。特にメダカは、工業地帯の拡大や農薬の使用、水質汚染(窒素やリンの増加)による生息環境の悪化が原因とされています。例えば、大阪湾や瀬戸内海周辺では工業排水による水質汚染が顕著です。さらに、生息地の減少や河川の開発により、生息可能な範囲が狭まっています。企業では、住友化学などが環境対策を進めていますが、抜本的な改善には至っておらず、生態系保護が急務とされています。
No comments:
Post a Comment