Wednesday, September 18, 2024

海岸線に大量漂着ごみ - 1998年2月

海岸線に大量漂着ごみ - 1998年2月

山口晴幸・防衛大学校教授の調査によると、佐渡島(新潟県)、庄内浜(山形県)、壱岐島(長崎県)など、日本各地の海岸で、韓国や中国、台湾からの漂着ごみが確認された。特に、佐渡島南西部では1キロメートルあたり3,000個以上のごみが漂着しており、その大半はプラスチック製品、ビニール袋、ペットボトル、漁具(ナイロン製の網やロープ)である。このごみの多くは韓国や中国の漁業関連企業から流出しているとされ、企業名や商品名が確認される場合もある。プラスチック製品は分解に数百年を要し、海洋生態系に深刻な被害をもたらしている。地元自治体は清掃活動を行っているが、清掃費用は佐渡市で年間約3,000万円に達し、流入ごみの量を完全に除去することは困難だ。さらに、日本側からも同様に韓国や中国へごみが流出していると予測されており、相互汚染の問題が深刻化している。

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