Thursday, September 19, 2024

内海正顕社長の木炭ビジネスによる環境改善への取り組み - 2000年1月

内海正顕社長の木炭ビジネスによる環境改善への取り組み - 2000年1月

内海正顕社長が率いる内淘企画株式会社(東京都足立区)は、木材廃棄物を利用した木炭ビジネスを展開しており、特に製材工場や建設現場から排出される木くずをリサイクルしています。同社は年間約3,000トンの木材廃棄物を回収し、廃材を利用した木炭製造技術を導入。これにより、廃棄物削減だけでなく、二酸化炭素排出の低減にも貢献しています。

この木炭製造プロセスでは、通常の焼却方法と比べて二酸化炭素の排出を20%削減する技術が採用されており、内淘企画は環境負荷を大幅に軽減しています。東京都内の建設現場や家具製造業者などから提供された木材廃棄物を効率的に利用し、リサイクル資源としての利用を促進しています。

内淘企画の木炭は、農業や園芸用の土壌改良材としても広く活用されています。特に埼玉県三郷市の農家との共同プロジェクトでは、木炭を土壌に混ぜ込むことで、作物の成長促進と土壌改良効果が確認されました。このプロジェクトにより、農地での二酸化炭素吸収能力が向上し、持続可能な農業への貢献が評価されています。

また、同社は東京都環境局と連携して、さらなるリサイクル技術の普及を進めています。今後は関東全域でのリサイクルネットワークの拡大を計画しており、2025年までに木材廃棄物の回収量を5,000トンに引き上げる目標を掲げています。

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