都市の鉱山、未来をつな��輝き - 2020年代

都市の鉱山、未来をつなぐ輝き - 2020年代

携帯電話やパソコンには、金 銀 銅 パラジウムなどの貴金属が含まれ、資源の有効活用と環境保護の観点から回収 リサイクルが重要視されている。2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、「都市鉱山からつくる！みんなのメダルプロジェクト」が実施され、全国から使用済み携帯電話や小型家電が回収された。この取り組みで約78985トンの家電と621万台の携帯電話が回収され、金32kg 銀3500kg 銅2200kgがリサイクルされ、約5000個のメダルが製作された。

しかし、日本のスマートフォン回収率は約17%と低迷し、多くのユーザーが使用済み端末を手元に保管していることが課題となっている。携帯電話のリサイクルは貴重な資源の再利用と環境負荷軽減に貢献するため、今後は回収率向上とリサイクル促進の取り組みが求められている。