2018年11月19日月曜日

デンマーク バイオマス利用のコージュネレ一ション(CHP) の導入 1999.06

熱及び発量用バイオマスについては、 全世界のエネルギー消費に占める剖合は14%を占めるが、これは途上地域において、 いまだ薪炭の直接燃焼利用が行なわれてるため。これに対し、EU全体の創合は2.5%とまだ少ないものの、70年代以降、EC研究計画において重要課題に位置づけられており、 環境負荷が少なく再生可能なエネルギーの供給、農業社会の収益、発展途上国に移転可能な 技術の開発などを目的に開発が進められている。なかでもバイオマス利用のコージュネレ一ション(CHP) の導入に積極的なのがデンマーク。 かつての日 本と同じく、エネルギーの90%を輸入に依存していたデ ンマークでは、 70年代の2度にわたる石油ショック以降、エネルギー自給ヘの政策転換が図られた。85年には、「原子力発電を利用しない公共ェネルギーの導入案」が国会で可決、 風力やバイオマスを中心とする再生可能エネルギーを利用することが国策として掲げられた。デンマークは農業自給率300%を誇る。