2018年11月10日土曜日

環境という公共財産(環境財)への投資 環境ビジネスここがポイント 2001.08.20 -2018.10.07

今世紀は既存の古い価値観が崩れ、新しい価値観の創出の世紀といわれる。その新しい価値観のひとつとして挙げられているのが、「環境」である。環境という新しい価値観に基づいて企業経営を再構築、新たな産業を創出したりする動ぎが鮮烈に出てきている。 土木建築業を中心とした従来型の公共事業に対し、環境という公共財産(環境財)への投資を公共事業として位置づけようとする動きも観測できる。従来型の公共事業は①道路、②橋梁、③湾港などの防災基盤設備型に分類できる。次世代の持続可能な社会を確保するための環境配慮や、循環型社会の構築に向けての各種環境法やリサイクル法の矢継ぎ早の法制化から見ても、従来型の公共事業の見直しは必至である。 次世代の持続可能な社会に実現に向けての公共事業費は実は増大すべきなのだ。従来の単なる景気対策・効率性よりも投資量(事業額)が重視された公共事業の中身についてマジメに議論する時期が来ている。環境に準拠した公共事業への発想の転換こそが次世代の持続可能な社会の基盤整備につながり、それこそ付加価値性の高い公共事業を創出するだろう。そうした視点から見ると、新しいタイプの公共事業はいくらでも発想できるのである。地域循環型社会のための産業基盤整備、エコライフ基盤整備、自然環境の保全な復元基盤整備など多数。旧い委縮した発想や既得権益にしがみついていては環境ビジネスの創出はまずムリだろう。